オレンジの花から採れる華やかな香料

オレンジブロッサムとは、ビターオレンジの白い花のことを指します。
地中海沿岸を中心に栽培され、春から初夏にかけて咲く小さな花で、古くから香水やアロマ製品に使用されてきました。
華やかなフローラルノートとして知られていますが、一般的な花の香りとは異なり、柑橘類らしい爽快感も持ち合わせています。
フローラルの甘さとシトラスの爽やかさを併せ持つ
オレンジブロッサムの香りは、白い花の優雅な甘さと、オレンジ由来の爽やかさが絶妙に調和しています。
ジャスミンやチュベローズのような濃厚なフローラルとは異なり、軽やかで透明感があるのが特徴です。
香水ではシトラス系、フローラル系、ムスク系など幅広い香調と相性がよく、さまざまな表情を楽しめます。
ネロリとの違いは抽出方法と香りの印象
オレンジブロッサムとネロリは同じ花から作られますが、抽出方法が異なります。
ネロリは水蒸気蒸留法によって抽出され、グリーン感や爽やかさが際立つ香りになります。
一方、オレンジブロッサムアブソリュートは溶剤抽出によって得られ、より濃厚で甘く、フローラルな印象が強くなります。
香水によっては両方を組み合わせることで、爽やかさと華やかさを両立させているものもあります。
